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(「M. I. さん」からの手紙)


「腹腔鏡検査をしましょう。卵巣も倍近くに腫れているし、子宮内膜症3期、いや4期に近い状態ですね。」

平成4年10月、前日にひどい生理痛で七転八倒の苦しみを味わい、近所の総合病院で診察を受けた結果でした。平成元年に結婚。当初から子宮内膜症の治療を繰り返し、今回も個人病院で一年近くも内膜症治療(スプレキュア)をしたあと、妊娠待ちの状態であっただけにショックでした。腹腔鏡検査の結果、腸と卵巣との癒着が、見つかり、血でおなかの中はクモの巣のような状態でした。

チョコレート嚢腫で腫れている卵巣から、血液を抜き取り、アルコールで患部を焼く処置をし、再び内膜症の治療後、排卵誘発剤などを使用しましたが妊娠せず、手術をすすめられましたが、先生の「でも、自力で妊娠するのは、難しいと思いますよ。体外受精ということも考えておいて下さい。」という言葉に納得できず、大学病院へ。

でも、やはり結果は手術をすることに。卵巣を取る可能性もあるとのことで、落ち込みましたが、手術は癒着部分をはがすだけですみ、主治医から「卵管も、きれいに通っているし、妊娠できますよ。」と結婚以来、ずっと無理と言われていた妊娠ということが、私の身近になってきました。

毎月、期待しながら排卵誘発剤を飲み、通水検査(これが私にとって、一番痛くて、つらかった)を繰り返しました。10か月近く頑張りましたが、良い結果は得られず、次第に病院通いも惰性になりはじめた頃、体外受精を再びすすめられました。

ショックでしたが、悩みに悩んだ末、主人と相談し、回数を決めてやろうという結論になりました。河内総合病院での体外受精の説明会に参加して、一番驚いたのは、参加した人の多さと真剣さでした。と同時に、私と同じ悩みを持った人が、こんなに大勢いるんだ、とほっとしたことをいまでも覚えています。平成7年4月、1回目の体外受精。受精卵を戻すことはできましたが、妊娠せず。期待していただけに、ショックも大きかったのですが、主人に励まされ、内膜症治療後、再び10月にトライ。

結果は妊娠反応が出ました。嬉しいはずなのに実感がわかず、不安の方が先でしたが、胎動を感じる様になってから、毎日が嬉しくてたまらなくなったというのが、本当の気持ちです。体外受精も、私にとって自分の気持ちにけりをつけるために、受けたのですが(本当は、もう2回でやめるつもりでした。)良い結果を得ることが出来ました。私は、とてもラッキーな方だと思いますが、痛い、つらい治療ばかりでしたが、最後まであきらめず本当に良かったなあと実感しています。


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