
妊娠と体重や体型は大いに関係があります。理想的なのは、痩せすぎず太りすぎずという標準的な体型です。
肥満の人は多嚢胞性卵巣症候群になりやすい
特に肥満の場合は大きな不妊要因となってしまいます。
太りすぎの方は“多嚢胞性卵巣症候群”になりやすく、肥満になるとホルモンのバラン
スもとたんに崩れてしまうのです。
ホルモンというのは、体重に合わせた量が必要です。つまり、体重四十キロの人と七十
キロの人とが同じ量のホルモンを出していたのでは、体重の重い人のほうが足りなくなっ
しまいます。よって、ホルモンが有効に働く範囲にまで体重をコントロールする必要が
あるのです。
肥満は排卵障害となる
排卵は、脳の視床下部から下垂体に卵を成熟させるためのホルモンが分泌されて始まります。ところが肥満になると、視床下部や下垂体からのホルモンの働きが異常となり、排卵障害が起きるのです。視床下部や下垂体というのは性ホルモンをコントロールする中部ですが、心身の状態によってバランスを崩しやすい部分でもあるのです。
ですから、一年足らずで十キロ近く太ったりしたら、ほぼ確実に排卵障害が起きている
考えたほうがよいでしょう。コレステロールは性ホルモンのもとになるのですが、これを
とりすぎるのもホルモンバランスを崩す原因になるのです。
ダイエットの仕方
以上のような理由から、肥満の方は、妊娠するためにまずダイエットをする必要があり
ます。ところが、このダイエットの方法にも十分気をつけなければいけません。急激に痩せるのも妊娠には大敵だからです。急激にやせると自分の命を守ろうとして、生命の維持にかかわりの無い機能が切り捨てられていきます。そして、まず生殖機能が停止するのです。ですから無理なダイエットをすると、月経や排卵が止まってしまうことがあります。徐々に体重を落としいき、一年で二、三キロずつくらいの割合で痩せていくのが理想的です。
そのためには、食事療法と適度な運動をするのがよいでしょう。食事は、必要な栄養素
をしっかりとりますが、炭水化物を五割に落とします。そして、間食はできるだけひかえます。脂っこいものやお菓子、ジュース類も極力避けたほうが懸命です。そして、軽い運動をします。たとえば、水泳・ジョギング・軽いエアロビクスのようなものがよいでしょう。もちろんファータイル・ストレッチはお勧めできます。
肥満の方は、たとえ妊娠したとしても、“妊娠性糖尿病”などの出産のトラブルも多い
のです。また、妊娠中は食欲のコントロールがしづらいので、妊娠まえに無理なくダイ
ットしておくようにしてください。
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