私が長年、不妊症の患者さんたちと接してきて気づいたことがあります。
それは、不妊の女性には、非常に冷え症の方が多いということです。
ちょっと手足をさわってみください。
極端に冷たいということはありませんか?
女性には多い冷え症ですが、そのしくみは意外に知られていないようです。

手足の末端の毛細血管に循環障害が起きると、 血液量が大変減って、手足が冷えるようになるのす。
また、生理や排卵のときは、血液が骨盤の中に集中します。
骨盤底には静脈の網の目があり、そこに心臓へ返るべき汚い静脈血が溜まることがあり、 そのため血液が全身にめぐらなくなってしまうのです。
さて、血流のバランスが崩れるとどのような弊害があるのでしょうか。
まず、卵胞刺激ホルモンが分泌されにくくなって、排卵障害を引き起こすことがあります。
また、卵巣への血流が不十分になると、卵胞が十分に成熟できなくなり、 排卵が止まる場合もあるのです。

では、この血液循環を正常に保つためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここで、興味深いのは、“血のめぐりが悪い方は気のめぐりも悪い場合が多”いという ことです。
これに着眼して不妊治療にとり入れたのが「ファータイル・ストレッチ」および「受胎気功」なのです。

簡単にいえば、“気”とは、一種の生命エネルギーなのです。
しかし、“気”の実体を百パーセント科学的に検証することは、現代の科学力を持ってしても不可能で、“気”の研究にはまだまだ未知の部分が多いのです。
東洋医学の見地からすると、人体には“任脈”と“督脈”という二つの気の流れがあます。
これは体の中でもっとも太い気の通り道なのですが、この気の流れがよくなると 脳の視床下部や脳下垂体からの性腺ホルモンの分泌をよくし、排卵や着床を助ける働き 生まれます。


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